幼児期

1. 甘い物好きにしない育児をしましょう。
味の嗜好は繰り返しによって作られます。
特に子供は味の経験が少ないので本能的にもっている甘さ嗜好が強く、この時期に甘さの強い物を常時食べていると、どんどん濃い甘さのものが好きになってきます。濃い甘さの物が好きになると、それだけその後の人生で、エネルギー摂取が過剰になりやすかったり、虫歯になり易かったりします。そのリスクを考えると、やはり、子供のときに濃い味を好きにさせないようにすることが親の努めだと思います。


2. 怪我に気をつけてあげてください。
不幸にして怪我で歯が抜け落ちた場合でも元に戻せることもあります。
(1) あわてないで、落ちた歯をすぐに水道水でさっと洗い、急いで元の位置にしっかり戻します。
(2) 傷がひどかったり、きちんと元に戻せないときには、牛乳の中に入れてください。その際、歯の根を触らずに清潔に扱ってください。歯にとって乾燥は大敵です。
(3) 急いで歯科医院を受診してください。抜け落ちなくても歯の位置がずれたり歯がぐらぐらになった場合も受診してください。