高齢期
1. 誤嚥性肺炎に気をつけましょう。
口の中には約 300 種類、数千億個の細菌が存在しています。健康であれば問題ないのですが加齢に伴い唾液の分泌は減少してきます。唾液には抗菌作用があり病原菌の体内の侵入を防いでいます。又、唾液の流動により口の中が清掃されます。
唾液の分泌の減少により口の中は大変不潔になりやすくなってしまいます。
それ以外にも加齢によって嚥下反射「飲み込みの反射」および咳反射の低下が起こります。この 2 つの反射の低下により普通、物を飲み込めば食道に入りますし、又間違って気管に物が入っても咳き込むことによって排出できるのですが、それがうまくできなくなってしまいます。本来、胃に行くべき物が肺に落ち込む機会が増えるわけです。口の中を 清潔にしていないと、大量の細菌が気管から肺に入って肺炎を起こす原因になってしまいます。ただ、誤嚥したから必ず誤嚥性肺炎を発症するとは限らず、全身的抵抗力が重要になってきます。
しかし、胃の逆流した内容物、特に胃液など酸化物は危険なので、よりいっそうの注意が必要になります。ちなみに肺炎はわが国では死亡原因の第 4 番目で、65 歳以上の高齢者にかぎってはトップを占める感染症です。
2. 内科疾患を持っておられる方は歯科治療を受ける際、歯科医師にお知らせください。
高齢になると内科疾患を持っておられる方の割合が高くなります。そのような方々が、歯科治療を受けることによって内科疾患が増悪したり、歯科治療時に緊急事態が発生してはいけません。それを予防するために歯科医師は患者さんの内科疾患を知っておく必要があります。
(1) 高血圧症患者
ストレスによって血圧の上昇が起こりやすいので、歯科治療時には注意が必要となります。又、処方されている降圧剤が原因で歯肉が腫れている場合があります。
(2) 狭心症患者
やはりストレスが原因になって発作が起こりやすくなります。発作時にはニトログリセリンが投与できるよう歯科医師に預けておくとよいでしょう。
(3) 心筋梗塞患者
心筋梗塞発症後 6 ヶ月経過するまでは、原則として歯科治療を行えません。
抗血栓剤、代表的なものとしてはワーファリンを服用されている方は出血の問題が生じます。
(4) 脳卒中患者
脳卒中発作後 6 ヶ月経過するまでは、原則として歯科治療は行えません。
水平位姿勢で長時間歯科治療した後、治療椅子の背板を急に起こしたときなどに起立性低血圧を起こし、めまい、ふらつき、頭痛などを起こしてしまいます。とくに TIA 「一過性脳 虚血性発作」の既往のある方は起立性低血圧により TIA が誘発される危険があります。
さまざまな薬剤が投与されていると思いますので確認してもらいましょう。
(5) 糖尿病患者
低血糖発作が治療中に起こった場合に備えますので、必ず知らせてください。
血糖のコントロール不良の方は感染しやすく、傷が治り難い傾向にあります。
(6) 腎不全患者
腎不全が進行すると高血圧、出血傾向、免疫能の低下など歯科治療上さまざまな問題が生じます。又、治療にステロイド剤、免疫抑制剤、抗凝固剤、抗血しょう板剤が用いられますが、これらの薬剤によっても易感染性、創傷治癒の遅延、出血傾向といった問題が生じます。
主な内科疾患について記述しましたが、それ以外にも内科疾患で歯科治療に問題が生じるものは少なくありません。歯科治療を受ける際には内科疾患の主治医の先生に相談されることをお勧めします。
口の中には約 300 種類、数千億個の細菌が存在しています。健康であれば問題ないのですが加齢に伴い唾液の分泌は減少してきます。唾液には抗菌作用があり病原菌の体内の侵入を防いでいます。又、唾液の流動により口の中が清掃されます。
唾液の分泌の減少により口の中は大変不潔になりやすくなってしまいます。
それ以外にも加齢によって嚥下反射「飲み込みの反射」および咳反射の低下が起こります。この 2 つの反射の低下により普通、物を飲み込めば食道に入りますし、又間違って気管に物が入っても咳き込むことによって排出できるのですが、それがうまくできなくなってしまいます。本来、胃に行くべき物が肺に落ち込む機会が増えるわけです。口の中を 清潔にしていないと、大量の細菌が気管から肺に入って肺炎を起こす原因になってしまいます。ただ、誤嚥したから必ず誤嚥性肺炎を発症するとは限らず、全身的抵抗力が重要になってきます。
しかし、胃の逆流した内容物、特に胃液など酸化物は危険なので、よりいっそうの注意が必要になります。ちなみに肺炎はわが国では死亡原因の第 4 番目で、65 歳以上の高齢者にかぎってはトップを占める感染症です。
2. 内科疾患を持っておられる方は歯科治療を受ける際、歯科医師にお知らせください。
高齢になると内科疾患を持っておられる方の割合が高くなります。そのような方々が、歯科治療を受けることによって内科疾患が増悪したり、歯科治療時に緊急事態が発生してはいけません。それを予防するために歯科医師は患者さんの内科疾患を知っておく必要があります。
(1) 高血圧症患者
ストレスによって血圧の上昇が起こりやすいので、歯科治療時には注意が必要となります。又、処方されている降圧剤が原因で歯肉が腫れている場合があります。
(2) 狭心症患者
やはりストレスが原因になって発作が起こりやすくなります。発作時にはニトログリセリンが投与できるよう歯科医師に預けておくとよいでしょう。
(3) 心筋梗塞患者
心筋梗塞発症後 6 ヶ月経過するまでは、原則として歯科治療を行えません。
抗血栓剤、代表的なものとしてはワーファリンを服用されている方は出血の問題が生じます。
(4) 脳卒中患者
脳卒中発作後 6 ヶ月経過するまでは、原則として歯科治療は行えません。
水平位姿勢で長時間歯科治療した後、治療椅子の背板を急に起こしたときなどに起立性低血圧を起こし、めまい、ふらつき、頭痛などを起こしてしまいます。とくに TIA 「一過性脳 虚血性発作」の既往のある方は起立性低血圧により TIA が誘発される危険があります。
さまざまな薬剤が投与されていると思いますので確認してもらいましょう。
(5) 糖尿病患者
低血糖発作が治療中に起こった場合に備えますので、必ず知らせてください。
血糖のコントロール不良の方は感染しやすく、傷が治り難い傾向にあります。
(6) 腎不全患者
腎不全が進行すると高血圧、出血傾向、免疫能の低下など歯科治療上さまざまな問題が生じます。又、治療にステロイド剤、免疫抑制剤、抗凝固剤、抗血しょう板剤が用いられますが、これらの薬剤によっても易感染性、創傷治癒の遅延、出血傾向といった問題が生じます。
主な内科疾患について記述しましたが、それ以外にも内科疾患で歯科治療に問題が生じるものは少なくありません。歯科治療を受ける際には内科疾患の主治医の先生に相談されることをお勧めします。





