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研修会報告

今回は、3 月 9 日に島根県歯科医師会館にて開催された平成 25 年度「歯周疾患予防管理」研修会について、概要を記載します。

演題 「最新科学が導く 21 世紀のペリオドントロジー」

講師 大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子免疫制御学講座 予防歯科学分野教授 天野敦雄先生

・歯周炎の原因

口腔内には 800 種以上の細菌が生息しているといわれています。

歯周ポケットが深くなるに従い、P.gingivalis ( Pg 菌)、

T.forsythia 、T.denticola の 3 種の細菌の存在頻度が高くなります。なかでも Pg 菌は最強の歯周病菌とされています。

Pg 菌が定着する時期は思春期以降、唾液を介した経口感染といわれています。

・歯周炎発症のメカニズム

常在バイオフィルム

↓ プラーク蓄積、歯周組織抵抗性低下、生活習慣など

上皮バリアが決壊

ポケット内面に潰瘍面形成

   出血

ヘモグロビンのヘミン鉄を好む歯周病菌( Pg 菌など)の増殖

病原性の高いバイオフィルム

 

次回は歯周治療と歯周病リスクについてです。

(   島根県歯科医師会地域保健部)

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