No.11
「しまね DH 通信」ご登録の皆様
今回は、島根県歯科医師会地域保健部から第 2 回目の報告をいたします。
-------------------------------------------------------------------
今回は歯周治療と歯周病リスクについて報告します。
・歯周治療
歯周治療の目的は原因除去にあります。
方法としては
プラークコントロール(ブラッシング指導)
SRP 、PMTC
抜歯、咬合調整
生活指導 があります。
歯周治療を行うと
ポケット内潰瘍面の閉鎖 → 出血停止
↓
歯周病菌が飢餓となり数が減少
↓
プラーク細菌叢が健康状態に戻り歯周状態も元にもどります
メインテナンスの重要性
歯周治療後 Pg が陰性になりますが、菌量が 0 になった訳ではありません。
検出できる限界以下になっただけで、放置すると 1 年以内に陽性に戻ります。
そのためメインテナンスがとても重要です。
・歯周病の細菌リスク検査
Pg 菌は線毛の遺伝子型によってⅠ型からⅤ型に分類されています。
なかでもその形態から「パンチパーマ型」と呼ばれるⅡ型は最も病原性が強く、健康な歯周組織からはほとんど検出されませんが、歯周病患者の約 60 %から検出されます。
このためプラークの細菌遺伝子検査により、歯周病リスクを予測することができます。
・生活習慣と歯周炎リスク
タバコ
本人が喫煙しなくても、周りに喫煙者がいれば歯周病の危険因子となります。
受動喫煙 - 非喫煙者の 2.9 倍
能動喫煙 - 非喫煙者の 4.9 倍
アルコール
お酒に弱く飲むと赤くなる人は、お酒に強く飲んでも赤くならない人に比べ 4.28 倍リスクが高いといわれています。
次回は口臭についてです。(島根県歯科医師会地域保健部)
-------------------------------------------------------------------
〔 That sounds great 〕 (No.6)
【医療管理部より DH 関連情報】
*オーラルスパ、リップエステ、スマイルトレーニング
「唾液腺マッサージによるデトックス・抗菌」「歯ぐきマッサージによる血流改善」「ハリと潤いのある唇でセクシーに」「笑顔が素敵な小顔美人に」
DH を必要とする新たな領域がブレイクしそうな予感。
このメールに返信はできません。
お問い合わせは下記までお願いします。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━
(一社)島根県歯科医師会
e-mail info@shimane-da.or.jp
〒 690-0844 松江市南田町 141-9
TEL ( 0852 ) 24-2725 FAX ( 0852 ) 31-0198
URL http://www.shimane-da.or.jp/
これまでの DH 通信の閲覧 ↓↓↓
http://www.shimane-da.or.jp/dental_hygienist/backnumber.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━■□