初代館長 : 故 青笹 好之

 
青笹好之先生は、生前、島根県西部地域の歯科医療、福祉歯科医療並びに県歯科医師会等に長年にわたり貢献されました。
また、西部会館建設運営、障がい者歯科医療の開始、そして「歯の歴史資料館」開館等、人並み以上の努力を惜しまない人でした。
「歯の歴史資料館」に於いては、江津市内の古道具屋で一つのお歯黒道具に出会われたのをきっかけに、県内は言うに及ばず、診療の合間をぬって東奔西走され、各展示物陳列資料等の長年にわたる収集に困難を要されました。
この資料館は歯に関する昔からの貴重な資料の散逸を防ぎ、昔の診療風景を後世に伝えることを目的として設立したものです。
ここに展示してある資料の数々は、ご自身の貴重な財産のみならず、会員の先生方および一般の方々から寄贈を受けたもので構成されています。